相野谷由起のお気に入りの本やモノ・そのほかいろいろ…








堀口大學詩集『幸福のパン種』
堀口すみれ子編, 1400円, かまくら春秋社

パン種のありかをみつけ出せたとして
上手くふくらますのがむずかしい。と感じることは多いです。
でも、そこでこの本をひらくと
「お、私のパン種も、これはこれで結構うまく
 ふくらんでいるのではないか?
 カリッとこうばしい部分なんかも、あるのではないか?」
という気持ちになれる、上等なオーブンのような本です。



『海曜日の女たち』
阿部日奈子, 2500円, 書肆山田


どのページをひらいても、風が強くて、光もまぶしくて
目をあけていられないくらいの真昼の海辺。
あるいは、庭に森があるくらいのすごいお邸の舞踏会。
鬱蒼と茂った枝に吊り下げられた色とりどりのランタン。
そんな光景が見えるようです。

そして、登場する女の人たちは、みんな
自分の身に起こる幸福も不幸も全部自分でひき受ける。
ただ淡々とうけとめる。
なんというか、自足している。潔い。気持ちがよい。
あこがれます。




『子供ノきもの』
中原淳一, 2圓30銭(昭和16年当時), ヒマワリ出版部


最近、実家の天袋を整理し、色々なものが発見されています。
多くは、数年前に亡くなった伯母の持ち物(古い手紙、本、等)。
大正生まれの伯母は、二十代の前半を戦争中におくりました。
私には想像のつかない苦労をしただろうにもかかわらず、
齢をとってからも、少女のようなところのある人でした。
そして、中原淳一が大好きでした。

さて、開戦直後に出版されたこの本。
胸当てズボン風モンペや、兵隊さん風の洋服など、
時代を感じさせるものもありますが、ボタンやアップリケ等
細部にまでこだわり、かわいさを追求しています。

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さよなら 食糧ビル

廻米問屋市場として設立、関東大震災の後
米商人たちによって建てられた
江東区佐賀町、食糧ビルディング。

1年近くも前のことになりますが 
その食糧ビルが取壊しになるということで
最後のイベント「エモーショナル・サイト」に、
お手伝いで参加した時の写真を紹介します。

画像をクリックしてください→





びんやガラスで出来たものが好きな人は多いと思います。
私もその一人です。

これは海でひろったガラス石です。

ひとつひとつちょっとずつ、色がちがっています。
海へいくと、貝殻よりもガラス石を一生けんめい探してしまいます。

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